- 初めてのペニーボード選び – 50代が知っておきたいポイント
はじめに – 50代だからこそ慎重な選択を
前回の記事では、52歳の私がペニーボードと出会った経緯をお話ししました。今回は、これからペニーボードを始めてみたいという50代の方に向けて、「失敗しない選び方」をお伝えします。
若い頃なら勢いで購入しても何とかなったかもしれませんが、この年齢になると「買って後悔」は避けたいもの。実際に1年以上ペニーボードと付き合ってきた経験から、本当に大切なポイントをご紹介します。
ペニーボードって何?基本知識から
スケートボードとの違い
まず基本的なところから。ペニーボードは小型のプラスチック製スケートボードです。
一般的なスケートボード
デッキ(板):木製、長さ約80cm
用途:トリック(技)中心
重量:重め
ペニーボード
デッキ:プラスチック製、長さ約56cm(22インチ)
用途:クルージング(移動)中心
重量:軽量(約2kg)
50代の私たちにとって重要なのは、ペニーボードは「移動を楽しむ」ことが目的だということ。 - 技を覚える必要はありません。
50代のペニーボード選び – 7つのポイント
1. サイズ選びが最重要
22インチ(約56cm) が一般的ですが、50代には少し小さく感じるかもしれません。 - https://amzn.asia/d/eTvWgew
22インチ:持ち運び重視、慣れが必要
27インチ(約69cm):安定性重視、初心者におすすめ - https://amzn.asia/d/cYpT2H4
29インチ(約74cm):最も安定、足の大きな方に- https://amzn.asia/d/dcyXJya
私の経験談:最初は22インチを選びましたが、足のサイズが27cmの私には少し窮屈でした。でも慣れてしまえば問題なし。むしろコンパクトで持ち運びが楽です。
2. デッキの材質と硬さ
プラスチック製が一般的ですが、柔軟性に違いがあります。
硬めのデッキ:反応が良い、上級者向け
柔らかめのデッキ:衝撃吸収、初心者に優しい
50代の関節には、柔らかめのデッキがおすすめです。路面からの衝撃を和らげてくれます。
3. ウィール(車輪)の選択
写真でも見えるグリーンのウィール。これが乗り心地を大きく左右します。
硬さ(デュロメーター)
78A-85A:柔らかい、静か、グリップ良好
86A-95A:硬い、速い、音が大きい
サイズ
59mm-65mm:一般的、バランス良好
65mm以上:大きい径、障害物に強い
50代におすすめ:78A-82Aの柔らかめ、60-65mmサイズ。静かで滑らかな乗り心地が得られます。
4. ベアリングの品質
ウィールの回転を支える部品。品質が乗り心地に直結します。
ABEC-3:エントリーレベル
ABEC-5:標準的
ABEC-7:高品質、おすすめ
最初はABEC-5で十分ですが、長く続けるならABEC-7への交換も検討してください。
5. トラック(車軸部分)の調整
ボードの曲がりやすさを決める重要な部品。
締めすぎ:直進安定性は良いが曲がりにくい
緩すぎ:よく曲がるが不安定
初心者は少しきつめに調整して、慣れてから緩めていくのがおすすめです。
6. デザインと色の選択
「デザインなんて」と思うかもしれませんが、意外と重要です。
気に入ったデザインだと愛着が湧く
明るい色は夜間の視認性に有利
汚れが目立ちにくい色も考慮
私のグリーンウィールは夜でも見えやすく、お気に入りです。
7. 価格帯と品質のバランス
エントリーモデル:3,000-6,000円
試しに始めるなら十分
品質は最低限
ミドルレンジ:8,000-15,000円
バランスが良い
長く使える品質
ハイエンド:20,000円以上
最高の乗り心地
本格的に続ける方向け
50代の選択:最初はミドルレンジがおすすめ。安すぎると「ペニーボードってこんなものか」と誤解してしまう可能性があります。
実際の購入体験談
私の失敗談
最初に購入したのは、ネット通販の安価なモデル(4,000円)でした。
失敗ポイント:
ウィールが硬すぎて音がうるさい
ベアリングの品質が悪く、すぐに回転が悪くなった
デッキが硬すぎて足裏が痛い
結局、3ヶ月後により良いモデルに買い替えました。
2台目で学んだこと
現在愛用しているのは、12,000円のミドルレンジモデル。
満足ポイント:
柔らかいウィールで静かな走行
適度な柔軟性のデッキで快適
1年以上使ってもベアリングが滑らか
最初からこれを選んでいれば、無駄な出費を避けられました。
購入前にチェックすべきこと
1. 近くにスケートショップはあるか
可能であれば、実際に触って確認したいものです。
デッキの硬さを手で押して確認
ウィールの回転を手で回してチェック
重量を実際に持って確認
2. アフターサービスの有無
調整サービスがあるか
パーツ交換に対応しているか
初心者向けのアドバイスがもらえるか
3. 返品・交換ポリシー
ネット購入の場合は特に重要です。
購入後の注意点
最初の1週間
室内で足慣らし
バランス感覚を養う
基本的な押し方を練習
安全装備の準備
50代だからこそ、安全には十分配慮を。
必須アイテム:
ヘルメット(自転車用でOK)
膝当て・肘当て
手首ガード
あると良いもの:
LED ライト(夜間用)
反射ベスト
応急処置セット
メンテナンス
定期的なメンテナンスで長く愛用できます。
月1回:
ベアリングの回転チェック
トラックの締め具合確認
ウィールの摩耗状況確認
半年に1回:
ベアリングのクリーニング
各部品の交換検討
まとめ – 50代だからこそ良いものを
若い頃は「安いもので試してから」という考えもありましたが、50代の今は違います。時間は有限だし、身体への負担も考慮しなければなりません。
だからこそ、最初から「長く使える、身体に優しい」ペニーボードを選ぶことをおすすめします。
私の愛用のペニーボードは、毎晩の夜クルージングで欠かせない相棒になりました。あなたにとっても、そんな特別な存在になることを願っています。
次回予告
次回は「50代のための安全な夜クルージング術 – 事故を防ぐ10のルール」をお届けします。楽しく、安全にペニーボードライフを送るための実践的なアドバイスをご紹介します。
何かご質問があれば、コメント欄でお気軽にお聞かせください。同世代の仲間として、ペニーボードの魅力を一緒に楽しみましょう!
PENNY

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