4月1日。エイプリルフールじゃなくて、本当に新しいスタートの話をしようと思う。
今年で54歳になった。アラフィフどころか、もうアラカン(還暦近く)も視野に入ってきた年齢だ。それでもどこかで「まだ若い」と思い込んでいた。でも鏡を見れば白髪が増え、階段を駆け上がると息が上がり、夜はきなこともちと一緒にソファでくつろぐのが一番落ち着くと気づいた時、ああ俺もすっかりおじさんだなと、少し笑えた。
そういう小さな積み重ねが、ある日突然ちゃんと見えてくる。
ああ、俺ちゃんと生きてきたんだな。でも——もう少し、ちゃんと生きたいな、と。
体のこと、ちゃんと向き合おうと思った
最近は耳鳴りも気になってきた。シーンとした部屋にいると、キーンという音がずっとしている。調べると「ストレスや疲れが原因のことが多い」と書いてあって、そうか俺そんなに疲れてたのか、と少し驚いた。
でも向き合わないままでいると、もっと怖いことになる。それくらいはわかっている。
食事も、減らすんじゃなくて「食べ方」を変えようと思っている。白米をちょっと減らして、野菜を先に食べる。それだけ。それだけでいい。
仕事のこと、少し整理し始めた
会社員として30年近く、がむしゃらにやってきた。気づけば後輩が次々と管理職になり、自分はある意味「中堅の安定ポジション」に落ち着いている。定年が現実的に見えてきた今、「あと何年この仕事を続けるんだろう」と考えることが増えた。
それが嬉しいような、寂しいような、少し怖いような。
定年後の「その後の人生」は、もう夢物語じゃない。副業とか、資格とか、そういう話じゃない。ただ、「俺は何が好きだったっけ」という問いに、少しずつ答えを見つけていく作業。54歳の今が、たぶんそのギリギリのタイミングだと思っている。
趣味という言葉を、久しぶりに使えるようにしたい
子どもが小さいころは時間がなかった。仕事が忙しい時期はそれどころじゃなかった。いつの間にか、「趣味は?」と聞かれても「特に……」と答えるようになっていた。
でも俺にはハイエースとジムニーとペニーがある。

どこかに行きたいわけじゃなくても、休日にジムニーで山道を流すだけで妙に気持ちがリセットされる。ハイエースは荷物を積んでキャンプにでも行こうかと、ずっと思いながらまだ実現していない。4月こそ、一回くらいちゃんと出かけよう。
そしてペニーボード。54歳のおじさんがスケボーをやっていると言うと、たいてい笑われる。でも乗り始めると無心になれるのがいい。転ぶのが怖くなってきたのも事実だけれど、それでもやめられない。
そういえば、きなこともちをちゃんとカメラで撮ってやろうとも思っている。毎日そばにいるのに、スマホでパシャっと撮るだけで終わっていた。大切なものに、ちゃんと向き合う時間を取り戻したい。
家族と、ちゃんと話せているか
子どもはもう社会人か大学生になって、家にいる時間が減った。妻とは日々の報告はするけれど、「話す」というより「確認する」会話が多い気がしている。
そして親のこと。もう80代になった親と、最後に電話したのはいつだろう。元気にしているか。会いに行けているか。
54歳になると、「いつまでもある」と思っていたものが、少しずつ「いつまでもあるわけじゃない」に変わってくる。時間も、健康も、関係も。だからこそ今年は少し意識して、ちゃんと話す時間を作りたい。
夜、きなこともちがソファで丸くなっているのを見ていると、なんだか不思議と「ちゃんとしよう」という気持ちになる。言葉は何も言わないけれど、こいつらのためにも、元気でいなきゃなと思う。


4月って、なんで特別な気持ちになるんだろう。桜のせいかな。それとも、新年度というシステムが日本人の体に染み付いているのかな。
理由はわからないけれど、「新しい自分になれるかもしれない」という気持ちは、本物だ。
54歳のおじさんだって、変われる。変わろうとすることはできる。
まずはそれだけ信じて、4月をスタートしてみようと思う。
最後まで読んでくれてありがとう。同じようなことを考えているアラフィフ・アラカン仲間がいたら、ぜひコメントで教えてください。おじさん同士、励まし合いましょう。

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