🌙 Night Cruising – 夜の街を駆け抜けて


52歳の初心者が体験した「あちゃー」な瞬間たち

ペニーボードを始めてしばらく経ちました。今でこそ夜の街を颯爽と(?)滑っている私ですが、振り返ってみると恥ずかしい失敗の連続でした。

「50代で新しいことを始めるのは恥ずかしい」と思っている方に、私の赤面エピソードをお伝えします。きっと「この人よりはマシかも」と思って、勇気が出るはずです(笑)。

転んで、恥をかいて、それでも続けてきたからこそ今があります。失敗を恐れずに挑戦することの素晴らしさを、笑いと共にお届けします。


第1話:初日の大惨事「乗れない、止まれない、降りられない」

購入初日のワクワクと現実

ネット通販で届いたペニーボード。箱を開けた瞬間は本当にワクワクしました。「これで俺も若者の仲間入りだ!」なんて思いながら、早速近所の公園へ。

甘かった現実

まず、ボードに乗ること自体ができませんでした。右足を乗せた瞬間、ボードが前にスルスルと逃げていく。「なんだこれ?」と思いながら、何度も挑戦。

やっと両足を乗せた瞬間、今度は止まり方がわからない。慌てて足を地面に着けようとしたら、バランスを崩して見事に尻もち。

周りの視線が痛い

平日の夕方だったので子供たちがたくさんいる公園。私の格闘を見て、小学生が「おじさん、大丈夫?」と心配してくれました。優しい子たちでしたが、内心「おじさん呼ばわりかよ…」とちょっとショック(笑)。

学んだこと

  • 室内で基本練習をしてから外に出るべきだった
  • プライドを捨てて、素直に基本から学ぶ大切さ
  • 子供の優しさに感謝

第2話:夜デビューの大失敗「見えない危険がいっぱい」

調子に乗った夜間デビュー

昼間の公園で少し乗れるようになった私は、調子に乗って夜クルージングに挑戦しました。「夜の方が人目を気にしなくていいし」という軽い気持ちで。

マンホールの罠

夜道に慣れていない私は、街灯の明かりを過信していました。普通に走っているつもりが、マンホールの上でツルッと滑って転倒。膝を擦りむいて、ペニーボードは排水溝近くまで滑っていきました。

幸い大怪我はしませんでしたが、ズボンは破れるし、恥ずかしいしで散々でした。

帰り道の屈辱

転倒した場所から家まで、結局ペニーボードを抱えて歩いて帰ることに。「あれ?さっき乗ってましたよね?」と近所の人に声をかけられ、「ちょっと調子が悪くて…」と苦し紛れの言い訳。

学んだこと

  • 夜間は昼間以上に慎重に
  • 路面状況の事前確認の大切さ
  • 安全装備の重要性(この時は何も付けていませんでした)

第3話:坂道の洗礼「ブレーキって何?状態」

調子に乗って坂道にチャレンジ

少し慣れてきた頃、家の近くにある緩やかな坂道を下ってみることにしました。「これくらいなら大丈夫でしょ」という油断が命取りでした。

止まらない恐怖

坂を下り始めると、思った以上にスピードが出ます。「あれ?どうやって止まるんだっけ?」とパニック状態に。

足を地面に擦り付けて止めようとしましたが、スピードが出すぎて怖くて足を着けられない。結局、道路脇の生垣に突っ込んで強制停止。

近所のおばちゃんに心配される

生垣から這い出してきた私を見て、近所のおばちゃんが「大丈夫?救急車呼ぼうか?」と心配してくれました。「大丈夫です、ちょっと練習中で…」と言いながら、内心は「52歳が何やってるんだろう」と反省。

学んだこと

  • スピードコントロールの技術は必須
  • 下り坂は絶対に無理をしない
  • 近所の人の温かさに感謝

第4話:雨上がりの悲劇「滑る滑る大滑走」

天気予報を甘く見た結果

小雨が上がった夕方、「少しくらい濡れていても大丈夫だろう」と軽い気持ちで出発。これが大間違いでした。

白線の恐怖

普段何気なく通っている道の白線。雨で濡れていると、まるでスケートリンクのように滑ります。白線の上を通った瞬間、足元がスルスルと滑って、またしても転倒。

今度は手のひらを擦りむいて、血がにじんでしまいました。

コンビニで応急処置

近くのコンビニで絆創膏を買って、トイレで手当て。店員さんに「転んじゃったんですか?」と心配され、「はい、ちょっとスケートボードで…」と答えると、「お疲れさまです!」と励まされました。

学んだこと

  • 雨上がりは絶対に乗らない
  • 路面状況の判断力の重要性
  • コンビニ店員さんの優しさ

第5話:装備不足の代償「痛い思いをして学んだこと」

プロテクターは恥ずかしい?

最初の頃は「この歳でプロテクターなんて大げさかな」と思って、何も装備せずに練習していました。今思えば、これが一番の失敗でした。

膝の擦り傷事件

ある日の練習中、バランスを崩して膝から転倒。擦り傷ができて、翌日の仕事でズボンと傷がこすれて痛い思いをしました。

妻に「ちゃんとした装備を買いなさい」と言われ、翌日スケートショップへ。店員さんに「安全第一ですよ」と言われ、フル装備を購入。

装備をして変わったこと

ヘルメット、膝当て、肘当てを装備してからは、転倒への恐怖が減りました。「転んでも大丈夫」という安心感があると、逆に上達が早くなりました。

学んだこと

  • 安全装備はカッコ悪くない、カッコいい
  • 妻の言うことは素直に聞くべき
  • 安心感が上達につながる

第6話:体力過信の失敗「50代の体は正直です」

若い気持ちと現実のギャップ

気持ちは20代のつもりでも、体は確実に50代。これを痛感した出来事がありました。

長距離挑戦の無謀

調子に乗って、いつもの倍の距離を走ることに挑戦。「若い頃はもっと体力あったのに」なんて思いながら、無理をして続けました。

翌日の筋肉痛地獄

次の日、足腰がガタガタ。階段の上り下りも辛くて、職場で「どうしたんですか?」と心配されました。「ちょっと運動しすぎて…」と苦笑いで答えるのが精一杯。

学んだこと

  • 50代の体力を過信してはいけない
  • 徐々にレベルアップすることの大切さ
  • 体調管理も技術の一つ

第7話:人目を気にしすぎた失敗「カッコつけて大失敗」

若い人の前でいいところを見せようとして

公園で若いスケーターたちが練習しているのを見て、「俺もできるところを見せてやろう」と思ったのが運の尽き。

無理な技に挑戦

普段やらないような動きを真似しようとして、見事に転倒。若い人たちが心配して駆け寄ってくれましたが、恥ずかしくて穴があったら入りたい気分でした。

素直になることの大切さ

その後、「教えてもらえませんか?」と素直にお願いしたら、みんな親切に基本から教えてくれました。変にカッコつけるより、素直に学ぶ方がずっと良いということを実感。

学んだこと

  • 年齢に関係なく、謙虚に学ぶ姿勢が大切
  • 若い人は意外と優しい
  • カッコつけるより安全第一

失敗から学んだ50代の心得

失敗は恥ずかしいことじゃない

1年半の間に数え切れないほど失敗しましたが、そのたびに学ぶことがありました。50代で新しいことを始めるということは、失敗も含めて楽しむということなんだと思います。

周りの人は意外と優しい

「50代でペニーボード?」と冷やかされることを心配していましたが、実際はみんな温かく見守ってくれています。子供たちは純粋に応援してくれるし、若い人たちは技術を教えてくれる。

家族の理解が一番大切

最初は「危ないからやめなさい」と言っていた妻も、今では「気をつけて行ってらっしゃい」と送り出してくれます。家族の理解と協力があってこそ、安心して続けられています。


これから始める50代の方へ

失敗を恐れずに

私の失敗談を読んで「やっぱり危険かな」と思わないでください。これらの失敗は全て、準備不足と油断が原因でした。しっかり準備して、安全に気をつければ、50代でも十分楽しめます。

最初は恥ずかしくて当然

最初は恥ずかしくて当然です。私も最初の頃は人目を気にして、夜中にこっそり練習していました。でも今では堂々と昼間でも練習しています。

小さな成長を楽しもう

若い人のようにトリックができなくても大丈夫。昨日より少し長く乗れた、昨日より安定した、それだけで十分成長です。50代の成長は確実で、着実です。


今だから言える本音

正直に言うと、最初の3ヶ月くらいは「もうやめようかな」と思ったことが何度もありました。転倒するし、恥ずかしいし、体は痛いし…。

でも続けてきて本当に良かった。今では毎日の楽しみになっているし、新しい仲間もできました。そして何より、「50代でも新しいことに挑戦できる」という自信がつきました。

失敗は成功の母。転んでも立ち上がる50代の挑戦は、まだまだ続きます。


次回予告

次回は「ペニーボードで変わった私の生活 – 50代の新しい日常」をお届けします。ペニーボードを始めて変わったこと、家族との関係、健康面での変化など、リアルな体験をお伝えします。


あなたの失敗談や「あるある」エピソードがあれば、ぜひコメントで教えてください。失敗を共有することで、みんなで笑い合い、学び合いましょう!

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